家計管理の基本①|家計簿をつける意味と全体像
家計簿をつけるのはなぜ大切?
「節約したい」「貯金を増やしたい」と思っても、まずは自分の家計の実態を知らなければ始まりません。
ダイエットで言えば、体重や食事を記録しないまま「痩せたい」と願うようなもの。家計簿は、お金の“健康診断”の役割を果たしてくれるのです。
特に、収入がそれなりにあっても「なぜか貯金が残らない」という人は多いはず。その理由は、固定費や日々の支出が“見えない出血”になっているからです。家計簿をつけることで、その出血点を発見できます。
家計管理の全体像をつかもう
家計管理は「収入-支出=貯蓄」というシンプルな式に集約されます。
しかし、この式を現実に機能させるには、次の3ステップが必要です。
- 収入を正しく把握する
毎月の給料だけでなく、ボーナス、副収入、臨時収入まで把握します。 - 支出を分類して見える化する
支出は大きく「固定費」と「変動費」に分けると管理がしやすくなります。
- 固定費:家賃、住宅ローン、保険料、通信費など毎月同じ金額が出ていくもの
- 変動費:食費、日用品、娯楽、交際費など月によって変動するもの - 貯蓄の仕組みをつくる
「余ったら貯金」ではなく、「先取り貯金」で自動的に積み立てる仕組みを作ることが大切です。
家計簿の続け方のコツ
家計簿と聞くと「細かく入力して面倒」と感じる人も多いと思います。続けるコツは、完璧を目指さずに“ざっくり”から始めることです。
- まずは 固定費だけ をリスト化する
- レシートを毎日ではなく 週末にまとめて入力 する
- 家計簿アプリ(マネーフォワードME や Zaim など)を利用する
アプリを使えば銀行口座やクレジットカードと連携でき、自動でデータを取り込んでくれるので、手間を減らしながら継続できます。
私自身の体験談
私が家計管理を意識するようになったのは、社会人になって最初の会社に入社したときでした。
初任給は決して多くなく、「このままでは生活が回らない」と感じ、やむを得ず家計を徹底的に管理しました。
そのときに役立ったのが、家計簿をつける習慣です。支出を1円単位で記録し、どこを削れば黒字にできるかを考え抜きました。最初は窮屈に感じましたが、数字で現状が見えると不思議と安心感があり、少しずつ貯金も増えていきました。
今思えば、あの時の経験が「お金を見える化することの大切さ」を身にしみて教えてくれたのだと思います。
節約と貯蓄につながる第一歩
家計簿をつけること自体が節約や貯蓄ではありません。しかし、家計簿を習慣化することで、次のような効果が生まれます。
- 支出の傾向がわかり、ムダを見つけられる
- 「この支出は必要か?」と考えるようになり、お金の使い方が変わる
- 自然と「貯める意識」が芽生える
つまり、家計簿は“節約・貯蓄への土台作り”なのです。
まとめ
節約や貯蓄を始めたいなら、まずは家計簿でお金の流れを見える化しましょう。
- 家計簿は「お金の健康診断」
- 家計管理は「収入→支出→貯蓄」の3ステップ
- アプリを活用すれば効率的に続けられる
- 私自身も初任給が少なく苦労した経験から、家計管理の重要性を実感している
次回は「収入の把握編」として、給料以外の臨時収入や副収入の整理について解説します。
読んでくださったあなたへ
家計管理は、始めたその日から効果が出るわけではありません。でも、毎日の小さな積み重ねが、半年後、1年後に確実な貯蓄につながっていきます。焦らず、一歩ずつ一緒に進めていきましょう。

