家計を予算で回す⑨|決算してみたところ162,135円足りなかった
①から⑧まで、予算の組み方と回し方を書いてきました。
この記事では、その結果を出します。2025年度(令和7年度)の決算です。
結論から言いますと、予算を162,135円超えました。そして超えた場所は、23項目のうち5項目に集まっていました。
2025年度(令和7年度)の決算
| 区分 | 予算 | 実績 | 差 |
|---|---|---|---|
| 歳入 | 7,050,482円 | 7,050,482円 | 0円 |
| 歳出 | 7,050,482円 | 7,212,617円 | 162,135円の超過 |
歳入は予算と実績が1円も違いません。②で書いたとおり、歳入は前の年のうちに入った分だけを立てているので、年度が始まる時点で確定しています。ずれるのは歳出のほうだけという作りです。
超過額162,135円は、歳入7,050,482円に対して2.3%です。
23項目の予算と実績を全部並べる
| 項目 | 予算 | 実績 | 差 |
|---|---|---|---|
| 一般会計(妻管理分) | 1,367,000 | 1,320,339 | △46,661 |
| 特別会計(妻管理分) | 580,360 | 555,354 | △25,006 |
| 特別会計(本人管理分) | 159,000 | 159,000 | 0 |
| 水道料金 | 108,000 | 110,044 | +2,044 |
| 電気 | 300,000 | 368,948 | +68,948 |
| 家電基金へ | 132,000 | 132,000 | 0 |
| 情報基金へ | 120,000 | 120,000 | 0 |
| 慶弔基金へ | 36,000 | 36,000 | 0 |
| 医療基金へ | 200,000 | 200,000 | 0 |
| 交通費 | 300,000 | 373,800 | +73,800 |
| ガソリン代 | 192,000 | 266,303 | +74,303 |
| 医療保険 | 168,812 | 168,812 | 0 |
| ネット代 | 59,400 | 59,400 | 0 |
| 電話 | 57,600 | 27,651 | △29,949 |
| 住宅基金へ | 206,500 | 206,500 | 0 |
| 住宅ローン | 630,624 | 630,624 | 0 |
| 車返済 | 300,000 | 300,000 | 0 |
| 車基金へ | 240,000 | 240,000 | 0 |
| 子ども2人の学費 | 758,840 | 803,496 | +44,656 |
| 孝行基金へ | 140,000 | 140,000 | 0 |
| 緊急特別会計へ | 44,346 | 44,346 | 0 |
| 財形会計 | 800,000 | 800,000 | 0 |
| 妻の基金へ | 150,000 | 150,000 | 0 |
| 合計 | 7,050,482 | 7,212,617 | +162,135 |
23項目のうち、15項目が予算と1円も違いません。動いたのは8項目だけです。
1円も違わなかった15項目の正体
ぴったり合った15項目を並べると、性質がはっきりしています。
- 基金への積立(家電・情報・慶弔・医療・住宅・車・孝行・妻の基金)と財形会計、緊急特別会計……10本。自分で額を決めて動かすものなので、決めたとおりに動きます
- 住宅ローン、車返済、医療保険、ネット代……4本。契約で額が決まっているので、年度の初めに1年分が確定しています
- 特別会計(本人管理分)……1本。職場の会費、勉強代、資格の更新代で、どれも額が先に決まっています
つまり、ぴったり合ったのは自分で決めた額か、契約で決まっている額でした。予算を立てる意味があるかどうかで言えば、ここに立てる意味はあまりありません。立てなくても、額は動かないからです。
ただ、立てておく価値は別のところにあります。歳出7,050,482円を、見る必要があるかどうかで3つに分けてみます。
| 区分 | 金額 | 割合 |
|---|---|---|
| 1円も動かない15項目(基金・契約・本人管理分) | 3,386,682円 | 48.0% |
| 妻に渡してある2項目 | 1,947,360円 | 27.6% |
| 僕が毎月見る6項目 | 1,716,440円 | 24.3% |
僕が毎月見ているのは、水道、電気、交通費、ガソリン代、電話、学費の6項目だけです。歳出の4分の1です。
残りの4分の3を見なくていいのは、額が動かないことが分かっているか、人に渡してあるからです。予算を立てる目的の半分は、見なくていいものを決めることだと思っています。
超過した5項目
| 項目 | 予算 | 実績 | 超過額 | 超過率 |
|---|---|---|---|---|
| ガソリン代 | 192,000円 | 266,303円 | 74,303円 | 38.7% |
| 交通費 | 300,000円 | 373,800円 | 73,800円 | 24.6% |
| 電気 | 300,000円 | 368,948円 | 68,948円 | 23.0% |
| 子ども2人の学費 | 758,840円 | 803,496円 | 44,656円 | 5.9% |
| 水道料金 | 108,000円 | 110,044円 | 2,044円 | 1.9% |
| 計 | 263,751円 |
上の3つで217,051円です。超過額263,751円の82%が、車と電気に出ています。
ガソリン代と交通費が、合わせて148,103円超えた
④で、交通費を特別会計から一般会計へ移した話を書きました。移したうえで、まだ合っていません。
ガソリン代は192,000円の予算に対して266,303円で、38.7%超えています。月あたり16,000円で組んだものが、実際には22,192円出ていきました。
車が生活の前提になっている地域では、ガソリン代は節約の対象になりません。出かける回数を減らすしかないのですが、仕事と子どもの送迎で動く分は減りません。だからこの項目は、予算を直すほうが正しいと判断しました。2026年度のガソリン代は192,000円のままですが、交通費を300,000円に据え置いたうえで合計492,000円の枠にしています。
電気が68,948円超えた
300,000円の予算に対して368,948円でした。月25,000円の枠が、実際には30,746円です。
電気は単価が上がると、使う量を変えなくても実績が増えます。②で書いたとおり僕の家には太陽光発電があって、その売電収入443,806円を歳入に立てています。売る側の収入が増える局面では、買う側の支出も増えるという関係です。
2026年度の予算も、電気は300,000円で据え置きました。上げるべきかもしれませんが、上げると他の枠を削ることになります。ここは今年度の実績を見てから決めます。
下回った3項目
| 項目 | 予算 | 実績 | 差 | 率 |
|---|---|---|---|---|
| 一般会計(妻管理分) | 1,367,000円 | 1,320,339円 | △46,661円 | △3.4% |
| 電話 | 57,600円 | 27,651円 | △29,949円 | △52.0% |
| 特別会計(妻管理分) | 580,360円 | 555,354円 | △25,006円 | △4.3% |
| 計 | △101,616円 |
携帯電話代が半分以下になっています。予算57,600円に対して27,651円です。これは料金プランを見直した結果で、見直した時点では年度の予算を直していないので、そのまま残として出ました。
2026年度の携帯電話代は73,260円で予算を立てています。実績27,651円より大きいのは、子どもの分が増える見込みを入れているからです。
妻に渡した2つの枠は、どちらも予算を下回りました。⑧で書いたとおりです。
決算して分かった3つ
- ずれるのは、自分で額を決められない項目だけだった。電気、ガソリン、水道、学費。どれも単価か回数が外から決まります。逆に基金と契約は1円も動きません
- 渡した枠は守られた。超過は僕が持っている枠から出ました。管理を分けたことが原因ではありません
- 超過しても、どこで超過したかが1円単位で出てくる。これが予算を立てている理由です。立てていなければ、162,135円足りなかったこと自体に気づきません
原則第6条では、決算で生じた剰余金は基金へ編入すると決めています。この年度は剰余金ではなく不足だったので、編入はありません。不足の162,135円は、基金から繰り入れて埋める形になります。
この記事で使った資料
- 筆者の家の「令和7年度(2025年度)家計予実績表」労金貯蓄預金内訳決算シート
- 筆者の家の「令和8年度(2026年度)家計予実績表」
- 筆者の家の「家計運用に係る原則」第6条
次の⑩で、このシリーズをまとめます。21年やってみて、最初に入れてよかった順に並べ直します。
