株式投資の現在位置|日本株64銘柄と米国ETF4本を12年持ち続けた結果
このブログでは高配当株の通信簿という連載をやっていて、個別の銘柄を12項目で採点しています。
ただ、書いている本人がどれくらい投資をしているのかは、これまで書いていませんでした。「で、あなたはいくら投資しているの」という疑問に答えないまま、銘柄を語っていたわけです。
それはフェアではないので、この記事で自分の現在位置を出しておきます。数字は資産管理アプリの画面から、そのまま拾いました。
株式は71件、2,252万円。ただし中身は日本株だけではありません
まず全体です。株式(現物)として持っているのは71件、評価額で2,252万円。ですが、この中身を分けると景色が変わります。
| 区分 | 件数 | 評価額 | 株式全体に占める割合 |
|---|---|---|---|
| 日本株 | 64銘柄 | 494万円 | 21.9% |
| 米国ETF | 7件(実質4本) | 1,759万円 | 78.1% |
| 合計 | 71件 | 2,252万円 | 100% |
銘柄数では日本株が9割、金額では米国ETFが8割。まったく逆になります。
銘柄数では日本株が9割。金額では米国ETFが8割
※2026年9月時点。株価と為替で毎日動くので、この記事を書いた時点の数字です。米国ETFの「7件」は複数の口座に分かれているためで、銘柄としては4本です。
米国ETFの中身
| 銘柄 | 評価額 | 評価損益 |
|---|---|---|
| VOO(S&P500に連動) | 1,620万円 | +615万円 |
| VYM(米国高配当) | 55万円 | +11万円 |
| HDV(米国高配当) | 49万円 | +10万円 |
| SPYD(米国高配当) | 33万円 | +4万円 |
VOO 1本で1,620万円。株式全体の71.9%です。日本株64銘柄をすべて合わせても494万円ですから、VOO 1本がその3.3倍ということになります。
内訳を出すと、格好悪いところが見えます
ここからが、自分でも書きにくい部分です。
「日本株を64銘柄も持っている」と言うと分散しているように聞こえますが、金額で見ると日本株は全体の2割しかありません。しかも64銘柄の中でいちばん大きいものでも、日本株の5.8%です。1銘柄あたり平均7.7万円。
要するに、お金の大部分はS&P500に連動するETF1本に乗っていて、日本の個別株は少額を細かく買い集めているだけという形です。
| 観点 | 日本株 | 米国ETF |
|---|---|---|
| 件数 | 64銘柄 | 4本 |
| 評価額 | 494万円 | 1,759万円 |
| 1件あたり平均 | 7.7万円 | 440万円 |
| 性格 | 少額を広く | 1本に集中 |
この形になった理由ははっきりしています。米国ETFは積立で買い続け、日本の個別株は単元未満株で少しずつ試してきたからです。金額の差は、投じた額の差そのものです。
含み益が出ている理由
株式71件のうち65件が含み益。評価損益は+722万円です。数字だけ見ると腕がいいように見えますが、内訳を見ると話は単純です。
| 区分 | 評価損益 | 含み益/含み損 |
|---|---|---|
| 日本株(64銘柄) | +80万円 | 58/6 |
| 米国ETF(4本) | +642万円 | 4/0 |
| 合計 | +722万円 | 65/6 |
利益の89%は米国ETFから出ています。日本の個別株64銘柄が稼いだのは80万円で、全体の11%です。
この12年、米国株は全体として大きく上がりました。同じ時期にS&P500のETFを積み立てていれば、多くの人が同じような結果になっています。銘柄を選ぶ腕が良かったからではありません。
ただ、ひとつだけ言えることがあります。相場が上がっても、続けていなければ受け取れませんでした。12年のあいだには、下がって嫌になった時期も、忘れて放置していた時期もあります。それでも積立をやめず、売らずに持ち続けた。この結果のうち自分の手柄と言えるのは、そこだけです。
株式以外も含めた全体の形
株式のほかに、投資信託と年金(iDeCo・企業年金)があります。
| 資産の種類 | 資産全体に占める割合 | 中身 |
|---|---|---|
| 株式(現物) | 52% | 米国ETF4本+日本株64銘柄 |
| 投資信託 | 26% | 15本。インデックス中心 |
| 年金 | 21% | 6本。全世界株式・先進国株式・S&P500 |
| 預金・現金 | ほぼ0% | (生活費の口座は別管理のため集計外) |
金額は株式のぶんだけ書きました。総額まで出すと記事の趣旨から離れるので控えます。
年金の中身を見ると、eMAXIS Slimの全世界株式・先進国株式・S&P500の3本です。投資信託も年金も、株式と同じくインデックス中心。つまり僕の資産は、大半が海外の株式指数に乗っていることになります。
2つの投資を並行しています
積立投資 ― 相場を読まなくていい
毎月、決まった額をインデックスファンドと米国ETFに積み立てています。王道中の王道です。
値動きは日々ありますが、時間をかけて平均化されるので相場を読む必要がありません。20年30年先を見ているのだから一喜一憂しなくていい。淡々と続けられる仕組みを作ってしまえば、あとはほとんど放置です。NISAのつみたて投資枠とiDeCoを使っています。
高配当株投資 ― 持っているだけでお金が入る
こちらは日本株を中心に、業績が安定していて配当を減らさずに出し続けている会社を選んで持っています。この記事の64銘柄が、それです。
配当が口座に振り込まれるたびに、「このお金は会社で働いて得た給与ではなく、資産が生み出したものだ」と実感します。まだ生活を変えるほどの額ではありません。
銘柄の選び方は12のものさしにまとめました。実際にこの基準で採点した記事も何本か書いています。
これから直したいこと
数字を正確に並べてみて、課題がはっきりしました。
| 課題 | いまの状態 |
|---|---|
| 1本への集中 | VOO 1本で株式全体の71.9% |
| 日本株が細かすぎる | 64銘柄で1件あたり平均7.7万円。管理が雑になっている |
| 売る基準がない | 買う基準は作ったが、売る基準は決めていない |
とくに3つ目です。12のものさしは買うかどうかを決める道具で、売る判断には使えません。含み益が出ている銘柄をどうするか、決めないまま放置しているのが今の状態です。
なぜこの記事を書いたか
銘柄の分析記事を書いていると、「この人は本当に投資しているのか」という疑問は当然出てくると思います。書き手が実際にお金を出しているかどうかで、記事の重みは変わるはずです。
僕は出しています。株式で2,252万円。日本株64銘柄と、米国ETF4本。そして偏りも含み損も抱えています。
うまくいっている部分だけ書いても意味がないので、1本に集中しすぎている点も、日本株が細かすぎる点も、売る基準がない点も、そのまま書きました。これが12年やってきた結果の、いまの姿です。
もちろん、僕のやり方が正しいとはかぎりません。あくまで一個人の記録として、読んでいただければ幸いです。
免責事項
本記事は情報提供および筆者個人の記録を目的としたものであり、特定銘柄の売買や特定の投資手法を推奨・勧誘するものではありません。記載した保有状況・評価額・損益は、筆者が利用する資産管理サービスの表示をもとに、2026年9月時点で集計したものです。株価および為替により日々変動します。投資の最終的な判断は、ご自身の責任と調査に基づいて行ってください。
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